サーバー接続型でありながらP2P接続が可能なSkype。その仕組みがどうしても気になっていろいろ考えてみました。ルーターの内側同士がP2P接続を行うにはどちらかのルーターに穴あけないといけません。ところがSkypeはルーターの設定無しで簡単にP2P接続ができてしまいます。じつはこれと同じことがとっても馴染みのあるソフトでもやっているんですね。それはFTPです。FTPにはACTIVEモードとPassiveモードの2通りがあってルーターの内側からはPassiveモードでしか接続ができないというのが一昔前の定説でした。しかし最近はそんな制限全然なくルーターの内側からでもしっかりActiveモードでファイル転送ができています。このことに疑問に思って以前調べた事があります。Activeモードの場合、FTPクライアントはPORTコマンドを送信します。その再、FTPクライアントは内部IPしか取得出来ない(一般的に)ので PORT 内部IP,ポートNo という書式で送信します。最近ルーターは ポート21番にこのPORTコマンドが流れたらその内部IPを外部IPに変換し、且ポートNoを一時的に開放する といった賢いことをやっているようでそのおかげでルーターの内側からActiveモードでFTPが出来るようになっているんですね。
ひょっとしたらSkypeもこの仕組みを利用してP2P接続をしているのかもしれません Client-A から 21番ポートでSkypeサーバーに接続し、PORTコマンドを送信する。Skypeサーバーはその情報をClient-Bに送信し、Client-BはClient−Aに接続する といった具合に ここらへんはパケットモニターでもしながらSkypeが相手と接続する際にどんなことやってるのかキャプってみないとなんともいえませんが Skypeが別の方法だったとしてもこの方法は応用できるんじゃないかな? いずれテストプログラムを作って検証してみます。
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