巷ではイラク邦人殺害事件で賑わっていますが私にはこちらの方が興味あります。
IAEAの勧告案受け入れ期限が10月25日でした。EU(フランス、ドイツ、イギリス)は、イランに対してウラン濃縮を止める見返りに軽水炉型原発の開発支援を行うと20日に提示したのですがイランはそれを受け入れませんでした。イランの核開発の理由は『電力エネルギーを確保する為』 との言い分ですが・・・ 軽水炉型原発(核兵器転用ができない原発)で開発支援付きのEUの提案は、本当に電力確保だけが目的ならばかなり美味しい話であったはずです。どうやらイランは本気で核武装を考えているようでその背後には技術援助をしているロシアの影が見え隠れしているのかもしれません。
核兵器に異常な拒否反応を示す日本国民とちがってイラン国民の大半は核武装に肯定的だと聞いています。敵対心を露骨に表している直ぐ近くのユダヤ帝国はいつでもイランに対して核攻撃が可能だし、過去には隣国の独裁者に侵略された経験を持つイラン国民は核兵器=抑止力という考えが定着しています。おりしもアメリカによる長い経済制裁によって経済も破綻しとばっちりは貧困層、若年層にいっています。それら鬱積した不満を政府に向けさせないためにも核開発はとても効果的な選択肢といえます。
さらに、タイミング悪い(良い?)事にユダヤ帝国はアメリカより大量の爆弾を購入したばかり。その中にはバンカーバスターとよばれる施設破壊目的の兵器も在りますます緊張は高まっています。こんな状況でイラン政府が態度を軟化させればそれこそ政権転覆されかねないと、引くに引けない状態に陥っているような感じもしますね。
25日を過ぎてもあまり変化がないので埋もれてしまいがちですが、大統領選挙が終わったらこの件も動きが活発化するでしょう
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