※ [濃い関連]攻殻2nd GIG 最終話　思いっきりネタバレ

ということなのでまだ見てない人でこれから見る予定の人は読まないように。見た事が無い人は意味不明なので同じく読まないよーに



『リンゴ』の意味についてずっと考えていました。んで私なりに解釈がまとまったので書き留めておきます。

旧約聖書にでてくる『知恵のリンゴ』になぞらえて、素子は久世に手渡した。旧約聖書ではリンゴをかじったアダムとイブは知恵を持つようになった。すなわち、知恵の無い人間らしきものから知恵のある人間へと進化した訳で、これを久世の言葉を借りて言うなら『上部構造にシフトした』ということでしょう。ゴーストを電脳空間に退避させネットとの融合を行う合図がリンゴをかじる行為だったと仮定すると、寸でのところで素子はかじるのを止め、現構造に留まった。しかし、ヘリの中で久世がリンゴをかじっていた事に気が付いた素子は　久世が上部構造にシフトしていったと思ったのでしょう。ただネットとの融合は個を維持し続けることが可能かどうか全くの未知数であるとも言っています。久世のゴーストは霧散してしまったのかもしれません。とまぁこんな解釈をすればヘリで久世の手に握られていたリンゴを見たときの素子の反応も納得がいきます。みなさんはどう思われましたか？　反論、異論　歓迎致します。