2000年12月11日  戦国時代に突入か・・・・


ニフティといえばパソコン通信の時代から日本を代表するプロバイダだった。近年のインターネットの普及に伴い、InfoWebとの提携を手始めにその業態もインターネットへとシフトしていった。そして、今年ついに海外大手6つのプロバイダと提携し、総会員数2000万人の規模のプロバイダへと変貌を遂げた。日本国最大のプロバイダは世界最大のプロバイダに王手をかけたのだ。

現在、世界チャンピオンの座はAOL(アメリカンオンライン)でその会員数は約2500万人と言われているが、ニフティの思惑では年内にもこの数字を追付くとか追い越すとか。なんとも鼻息も荒い意気込みであった。しかし、ここに思わぬ伏兵がいたのだ。2000年9月 NTTドコモとAOLの提携が発表されたのだ。NTTドコモこれは言わずと知れたiモードである。手軽なインターネット端末としてiモードを捉えるとNTTドコモ自体がISPと解釈することも不自然ではない。現在iモードの会員は約1500万人 この勢力がAOLに加わった事により4000万人の巨大勢力が出来あがった事になる。

さらに、NTTが2001年春より予定しているLモード これは一般家庭電話からインターネットに接続しようというサービスでiモードは主に若者中心に、Lモードは家族向け、お年寄り向けをターゲットにしたサービスとのようである。
このLモードの会員加入見こみは1800万人以上とこれまた強気。この勢力もAOLと手を結べば一挙に5800万人を超えトップ独走状態となるのだが・・・このLモードの屋台骨はNTTである。NTTドコモではないのがミソでこの両者、実は対抗意識丸出しで簡単にはAOL-ドコモの傘下に入るとは思えない。

しかし、それじゃと言うことでニフティ陣営に荷担するとも思えない。戦国時代さながらに勢力争いが水面下で着々と進行してるようでなんだかワクワクしてくるのは筆者だけだろうか・・・その動向が非常に気になるところである。

OOPS、忘れていたがJ-PHONEもなかなか侮れない。次世代形態端末に一番低コストで実現可能なのは実はCdmaOneの方式なのだ。おりしも、JAVA対応端末の発表もされたばかり。NTTが嫌いな筆者としては、なんとか一人勝ちのiモードになんとか一矢報いてもらいたいものである